PR

宮島未奈さんの『婚活マエストロ』をご紹介!あらすじなど

40歳、人生再始動――本屋大賞作家が描く、温かな婚活エンターテインメント

成瀬は天下を取りにいく』で2024年本屋大賞を受賞した宮島未奈さん。

その受賞後第一作にして、初の長編小説。

舞台は婚活パーティー。

主人公は、40歳独身のWebライター。

謎めいた美女「婚活マエストロ」との出会いが、彼の人生を変えていく。

宮島未奈さんの『婚活マエストロ』は、2024年10月25日に刊行されました。

『別冊文藝春秋』で2024年1月号から9月号まで連載され、大きな話題を呼んだ作品です。

婚活に興味がある人もない人も。

既婚も未婚も、性別も年齢も関係なく楽しめる、温かな物語。

婚活マエストロ


スポンサーリンク

あらすじなど

主人公は、猪名川健人(いながわけんと)。

40歳、独身のWebライター。

大学時代から同じアパート「レジデンス田中」に住み続けています。

いわゆる「こたつ記事ライター」――取材もせずに書く、三文ライターです。

SNSを無目的にスクロールしながらやる気を失う日々。

結婚に興味はなく、むしろ「結婚をプッシュされると鬱陶しい」とさえ思っている。

そんな彼のもとに、ある日、大家の田中さんが仕事を持ってきます。

婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事の依頼。

安っぽいホームページ、雑居ビルの小さな事務所。

どう見ても怪しい会社です。

しかし、大家からの紹介を断るわけにもいかず、健人は取材に向かいます。

手作り感あふれる地味な婚活パーティー会場。

そこに現れたのは、やけに姿勢のいいスーツ姿の美女・鏡原奈緒子(かがみはらなおこ)。

場違いなほどの美人ですが、彼女は生真面目にマイクを握り、こう宣言します。

「私は本気で結婚を考えている人以外は来てほしくありません」

そう、彼女こそ、婚活業界では名を知らぬ者はいない「婚活マエストロ」だったのです。

脅威のカップル成立率を誇る、伝説の司会者。

その見事な進行で、参加者は完全に鏡原の掌の上。

健人は、彼女の手腕に魅了されます。

鏡原は何者なのか。

なぜこんな小さな会社で働いているのか。

「マエストロ」って一体何なのか。

謎は深まるばかりですが、気づけば健人は、同社のイベントを手伝うことになっていました。

65歳以上のシニア向け婚活パーティー。

琵琶湖に向かう婚活バスツアー(クルーズ船「ミシガン」に乗船)。

さまざまな婚活イベントに関わるうちに、これまで結婚に興味のなかった健人も、次第に「真面目に婚活するのも悪くないかもしれない」と思い始めます。

ものは試しと、他社が運営する婚活パーティーを訪れてみた健人。

そこには――参加者として席に座る鏡原の姿があったのです。


前作から引き継がれる魅力

本屋大賞受賞後第一作

本作は、『成瀬は天下を取りにいく』で2024年本屋大賞を受賞した宮島未奈さんの受賞後第一作です。

『成瀬』は、滋賀県大津市を舞台に、成瀬あかりという破天荒な女子中学生の活躍を描いた連作短編集。

第11回静岡書店大賞小説部門大賞、第39回坪田譲治文学賞、第21回本屋大賞など、15冠を獲得し、大きな話題となりました。

そんな宮島さんの本屋大賞受賞後、読者が最も期待していた新作が、本作『婚活マエストロ』です。

初の商業誌連載作かつ初の長編小説

本作は、宮島さんにとって初の商業誌連載作品であり、初の長編小説でもあります。

『別冊文藝春秋』2024年1月号から9月号まで連載されました。

これまでの『成瀬』シリーズが連作短編集だったのに対し、本作は一つの物語として描かれた長編。

新たな挑戦でありながら、宮島さんらしさが存分に発揮された作品となっています。

成瀬とは違う、温かな読後感

『成瀬』シリーズのファンからは、「成瀬はキャラのインパクトが強く残ったが、本作はほのぼのした温かさが残る作品」という声が寄せられています。

成瀬あかりのような爆走型ヒロインではなく、冴えない中年男性が主人公。

しかし、そこには「宮島未奈らしさ」がしっかりと息づいています。

テンポの良さ、読んでいるうちに自然と元気をもらえる心地よさ。

『成瀬』から離れることで、より明確に感じられる「宮島未奈の持ち味」があります。


宮島未奈さんについて

宮島未奈さんは、1983年静岡県生まれ。

京都大学文学部を卒業されています。

2018年、「二位の君」で第196回コバルト短編小説新人賞を受賞(宮島ムー名義)。

2021年、「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。

2023年、同作を含む連作短編集『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。

第11回静岡書店大賞小説部門大賞、第39回坪田譲治文学賞、第21回本屋大賞など15冠を獲得し、一躍注目の作家となりました。

現在は滋賀県大津市在住。

『成瀬』シリーズの続編『成瀬は都を駆け抜ける』『成瀬は信じた道をいく』も刊行されています。

本作『婚活マエストロ』は、宮島さん自身がかつてWebライターとして活動した経験が色濃く反映されています。

主人公・健人が在宅ライターとして生計を立てながら時に引け目を感じる部分。

SNSを無目的にスクロールしながらやる気を失う場面。

「取材もせずに書くことに対する後ろめたさ」。

これらは、宮島さん自身の経験や感情が反映されているそうです。


本作の読みどころ

婚活の裏側がリアルに描かれる

婚活未経験だった宮島さんは、編集者から婚活にまつわる話を「未知の世界」と感じながら聞き、本作を執筆しました。

婚活パーティーの司会者の視点。

参加者の視点。

運営側の視点。

それぞれの立場から、婚活の世界がリアルに描かれています。

「Webライターあるある」ネタも随所にちりばめられており、経験者には「わかる!」と頷ける場面が満載です。

40歳男性の心理描写が秀逸

異性で若くして既婚者になった宮島さんが、なぜこんなに独身男性の心理がわかるのか。

読者からは、そんな驚きの声が寄せられています。

自分に自信がない、冴えない中年男性・健人。

彼が婚活に目覚める心理描写が、丹念に描かれています。

もの凄く共感して応援したくなる、リアルで居そうな青年の成長物語。

読者は思わず、健人の婚活が上手くいくよう応援しながら読み進めることになります。

謎めいた「婚活マエストロ」の魅力

鏡原奈緒子。

40歳、独身。

婚活業界では名を知らぬ者はいない「婚活マエストロ」。

脅威のカップル成立率を誇る伝説の司会者。

しかし、彼女は何者なのか。

なぜこんな小さな会社で働いているのか。

そして、なぜ彼女自身が婚活パーティーに参加者として現れたのか。

謎めいた美女・鏡原の正体が、物語を牽引します。

浜松という舞台の親近感

本作の舞台は、静岡県浜松市。

サイゼリヤ、ザザシティ、遠鉄百貨店など、馴染みのある施設が登場します。

宮島さんは、静岡特有ののんびりした雰囲気があり、他の地方都市とも共通点が多く、読者が親近感を持ちやすいと考えて浜松を選んだそうです。

そして、成瀬ファンにはお馴染みの琵琶湖クルーズ船「ミシガン」も登場。

滋賀と静岡をつなぐ婚活バスツアーのシーンは、ファンにとって嬉しいサプライズです。

職業小説としての面白さ

本作は、婚活エンターテインメント小説であると同時に、職業小説としても楽しめます。

Webライターという仕事のリアル。

婚活パーティー司会者という職業の実態。

それぞれの仕事の裏側が、丁寧に描かれています。


こんな人に特に読んでほしい

『成瀬』シリーズのファンの方

本屋大賞受賞後第一作。

成瀬とは異なるタイプの主人公ですが、宮島さんらしいテンポの良さと温かさは健在です。

『成瀬』から離れることで、より明確に感じられる「宮島未奈の持ち味」を楽しめます。

婚活に興味がある方

婚活パーティーの裏側、司会者の視点、参加者の心理。

婚活のリアルが描かれており、疑似婚活体験が堪能できます。

「婚活パーティーって、単なる新しい出会いのみでなく、自分に対しても新たな発見があるんだなぁ」と感じられる作品です。

40代前後の独身の方

「40歳、人生再始動」というコピーが響きます。

人生100年の時代、40代からの新しい出会い、新しい人生。

主人公の健人を通して、前向きな気持ちになれる作品です。

Webライターや在宅ワーカーの方

Webライター経験者の宮島さんならではの「Webライターあるある」ネタが満載。

在宅で仕事をする人なら、健人の日常に共感できるはずです。

温かな読後感を求める方

ラノベのようなベタな恋愛小説でもなく、ドロドロの愛憎渦巻く恋愛小説でもない。

「大人の青春」のような爽やかな恋愛が楽しめます。

心がほっこりする読後感が欲しい方にお勧めです。


注意点など

成瀬ほどのキャラの濃さはありません

『成瀬』シリーズのような、強烈なキャラクターのインパクトを期待すると、少し物足りなく感じるかもしれません。

本作は、ほのぼのとした温かさが魅力の作品です。

成瀬とは違う、宮島さんの別の魅力を楽しむ作品として読むことをお勧めします。

続きが気になるラスト

多くの読者から「二人のその後の発展が気になる」「続編を希望します」という声が寄せられています。

ラストは爽やかですが、「このまま終わらせるのはもったいない」と感じる方もいるかもしれません。


おわりに:温かな婚活エンターテインメント

『婚活マエストロ』は、『成瀬は天下を取りにいく』で2024年本屋大賞を受賞した宮島未奈さんの受賞後第一作にして、初の長編小説です。

2024年10月25日、文藝春秋から刊行されました。

40歳、独身のWebライター・猪名川健人。

婚活業界の伝説の司会者「婚活マエストロ」・鏡原奈緒子。

二人の出会いが、健人の人生を変えていきます。

婚活パーティーの裏側。

参加者の心理。

司会者の手腕。

職業小説としての面白さと、温かな人間ドラマが融合した作品です。

『成瀬』シリーズが痛快な青春小説だったのに対し、本作はほのぼのとした温かさが魅力。

成瀬とは違うタイプの主人公ですが、テンポの良さ、読んでいるうちに自然と元気をもらえる心地よさは健在です。

婚活に興味がある人もない人も。

既婚も未婚も、性別も年齢も関係なく楽しめる、大人の青春小説。

40歳からの人生再始動。

新しい出会いが、人生を変える。

温かな読後感に包まれる、婚活エンターテインメント小説。

琵琶湖のクルーズ船「ミシガン」、サイゼリヤ、ローソン。

読後は、これらの場所にも行きたくなること請け合いです。

「ひとりでも私は生きられるけど でも誰かとならば人生ははるかに違う」

中島みゆきの「誕生」の歌詞が、読後に心にこだまします。

宮島未奈さんが描く、新たな世界。

ぜひ、その温かさを体感してください。

婚活マエストロ

この記事があなたの読書選びの参考になれば幸いです。

おわり

ジャケドロ661

読書のオトモにKindle Unlimitedをおすすめしたい!

Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)は、Amazonが提供する電子書籍の定額読み放題サービスです。

  • 初回登録者は30日間の無料体験が可能

  • 無料期間終了後は月額980円(税込)で継続利用

  • 小説・ビジネス書・雑誌・マンガ・実用書など幅広いジャンル読み放題

  • スマホ・タブレット・PC・Kindle端末で読める(アプリ利用可)

読み放題対象となる作品は、日々更新されており、ベストセラーや話題作も多数ラインナップ。

Kindle Unlimitedは、読書生活をもっと身近に、もっと豊かにしてくれるサービスです。

Kindle Unlimitedは30日間無料体験できます

もしも気になる作品が1つでもあれば、まずは30日間の無料体験を試してみるのがおすすめです!
スマホやタブレットが手元にあれば、すぐに読書の時間が始められますよ!

Kindle Unlimitedを30日間無料で体験する

DMMブックス

タイトルとURLをコピーしました