最後の一行まで真実は謎…
南口綾瀬さんの『ぼっちママ探偵: 最後の一行まで真実は謎』は、シングルマザーでフリーのWebデザイナーをしている主人公が、ひとり娘と一緒に日常の小さなミステリーを解決していく物語です。
キラキラママ、意地悪ママ、ボスママ、社交的ママのなかで浮きまくるぼっちママ。
唯一の味方(助手)はひとり娘の成実(なるみ)だけ。
娘と2人、誰にも理解も感謝もされない孤独な探偵ごっこが幕を開けます。
どんでん返しは最後の一行で!
あらすじなど
主人公は、シングルマザーで在宅勤務のWebデザイナー。
おひとりさまならぬ「ぼっち」を謳歌していました。
ぼっちママの主人公
コミュ障で、純粋に人見知り。
ただひとりでいたいなあという主人公さんです。
初めての父兄会での自己紹介でもどきどきしちゃうし、そのために行きたくないとか。
ソロ活が好きで得意な「ぼっちママ」。
キラキラママ、意地悪ママ、ボスママ、社交的ママのなかで浮きまくります。
ママたちはよく集います。
それを苦に思う人は多いです。
人間関係に疲れる、人に自分を合わせなければいけないことの辛さ、自分のせいで子供が仲間はずれにされるのは忍びない等々。
唯一の味方は娘・成実
唯一の味方(助手)は、ひとり娘の成実(なるみ)だけ。
娘と2人、誰にも理解も感謝もされない孤独な探偵ごっこが幕を開けます。
日常の小さなミステリー
小学校で起こる事件の謎を解き明かしていく日常ミステリー。
物語は、プロローグから始まり、名も艶やかなマリーゴールド、競い合う豆の木、遺伝か環境か、コンパニオンプランツ、むずかしい大玉トマト、再生までの長い冬、そしてあとがきまで。
いくつかのエピソードが並んでいます。
お話が数年前と現在を往来するので、油断してると混乱しやすいかもしれません。
人物(特に子供たち)が多くて、注意が必要です。
最後の一行で明かされる真実
この帯の言葉どおり、最後の一行がオチなのです。
コミュ障って…そういうことじゃなかったじゃん!
最後の最後に、ぼっちママである理由もペロッとでてきます。
最後の一行で、えっ!!!!ってなって、結局読み直す事になります。
「最後の一行で・・・系の本は大好物ですが、今までに読んだ本とは違うタイプの衝撃」という声も。
「私同様『やられた!』と声に出しながら2度読みする羽目に陥って頂きたい」。
南口綾瀬さんについて
南口綾瀬(みなみぐち・あやせ)さんは、作家・イラストレーター。
執筆も装画も装丁も、kindle本の発売も販売も、国会図書館および各地図書館への寄贈も、全部ご自身でやっていらっしゃいます。
これがどれほどすごいことか、一瞬でも「やってみよう」と思ったことのある方ならきっとわかっていただけると思います。
南口さんは本を創る。
代表作:
- 『ぼっちママ探偵: 最後の一行まで真実は謎』
- 『針の上で歌う: この世界から、音がなくなればいいのに』
- 『主人公はだれだ!?: 今日から友だちやめる!ぐーたら男子の成長物語』
南口さんの大切なテーマは、コミュニケーション障害。
正しいコミュニケーション障害の理解が早く出来て欲しいという思いが込められています。
絵が描けて、理詰めで伏線を組み立てる。
一見きっちり組み込んだと見せない細やかな伏線が、最後の一行で氷解する爽快感があります。
この作品は2度読みによって更にその魅力に取り憑かれる作品です。
本作の読みどころ
最後の一行までわからない真実
「一見きっちり組み込んだと見せない細やかな伏線が、最後の一行で氷解する爽快感」。
読み終えた後、もう一度読み返したくなる日常ミステリです。
最後の一行まで真実は謎。
この最後一行を読むためのストーリーです。
ぼっちママの心情がリアル
幼稚園や小学生のお母さん達のお付き合いってなかなか大変です。
人は皆自分なりの常識や価値観で生きています。
他人とは常に分かり合えるとは限りません。
相手が自分をどう思うか?
気を遣ったり遣われたり。
ママ友どうしの付き合いにもちょっとした駆け引きがあるだろうし、人付き合いの得手不得手って本当にあるものです。
キラキラママや意地悪ママなど、さまざまなタイプのママたちとの人間関係に悩む主人公の心情がリアルに描かれています。
娘との絆
事件の解決方法は、主人公の観察力や推理力だけでなく、娘や周囲の人々とのコミュニケーションにも依存しています。
読者も一緒に考えながら楽しめます。
ひとり娘と一緒に、日常の小さなミステリーを解決していく。
娘と2人、誰にも理解も感謝もされない孤独な探偵ごっこ。
その中に、母娘の絆があります。
ヒューマニティー溢れる物語
この長編小説は力作です。
この小説の根底のテーマであるヒューマニティー、人間愛、人間性がこの小説の読書をドンドン引っ張ってくれます。
私達の世界は沢山の方々の人間愛で溢れています。
時に、色々な暗いニュースで世界が黒く悪く塗られがちですが、本当はこの暖かい人間愛で世界が支えられています。
物事の見方を変えるだけで、世界を生きやすくも生きづらくもできる。
いい意味で期待を裏切る展開
「いい意味で期待を裏切る展開にヤラれました」。
「違うタイプの衝撃」。
「最後の一行で・・・系の本は大好物ですが、今までに読んだ本とは違うタイプの衝撃」。
ミステリー色は薄いかもしれませんが、ちょっと風変わりな主人公の子育てと周囲の人とのコミュニケーションを通じて、少し温かい気持ちになれるような話です。
こんな人に特に読んでほしい
ママさん、特に子育て中の方
ご自身も子育て経験者ということで、子育てに関するぼっちママのモノローグは共感できる所があります。
幼稚園や小学生のお母さん達のお付き合いの大変さ。
ママ友どうしの付き合いの難しさ。
そうした経験がある方には、特に共感できる作品です。
日常ミステリーが好きな方
日常の小さなミステリーを解決していく物語。
小学校で起こる事件の謎を解き明かしていきます。
推理の要素もさりげなく組み込まれています。
最後の一行で驚きたい方
「最後の一行で・・・系の本は大好物」という方に。
ホントの最後の一行で、えっ!!!!ってなって、結局読み直す事になります。
違うタイプの衝撃が待っています。
人間愛、温かい物語が好きな方
ヒューマニティー溢れる物語。
温められ、えぐられ、そして…心を掴まれてしまう。
柔らかく、優しく…そして、なんだかやるせない物語が好きな方に。
ぼっちママであることに共感する方
ぼっちママであることの苦しさや楽しさ、そして人とのつながりの大切さを教えてくれる作品。
自らを「コミュ障」「ぼっちママ」と呼ぶお母さんが我が子の周りで起こる事件の謎に迫ります。
注意点など
ミステリー色は薄めかも
日常系ミステリーかな?と読んでみたけど、ミステリー色は薄かった気がするという声もあります。
娘を持つ母親の日常を描いている話だったので、期待と少し違ったという方も。
探偵とタイトルに着いているから、ミステリー小説なのかと思ったら、という方もいます。
文体に好みが分かれるかも
文体は読みやすいのに、ある意味読むのに結構根気が必要だったという声も。
個人的に文体が回りくどく感じてしまい、ん?結局どういうこと?と読み返すことが何度かあったという方もいます。
あえて回りくどい記述をしているのか、第一作目(出版前に全面改稿)なので文章が舌足らずなのか、という指摘も。
最後の一行への評価は分かれる
「そういうことか」という納得はあるけど、驚きはないかもしれません。
「最後の一行まで真実は謎」ってほどの大きな謎でもないのでこれで損してるのでは、という声も。
ラスト1行のどんでん返し、との触れ込みだが、どんでん返しというほどの驚きではなかったという方もいます。
一方で、「やられた!」「違うタイプの衝撃」「2度読みする羽目に」という高評価の声も多数あります。
人物が多く、時系列が往来する
人物(特に子供たち)が多くて、お話が数年前と現在を往来するので、油断してると混乱しやすいという点があります。
おわりに:最後の一行で明かされる真実
シングルマザーで在宅勤務、ついでにぼっちママの主人公は、おひとりさまならぬ「ぼっち」を謳歌していました。
キラキラママ、意地悪ママ、ボスママ、社交的ママのなかで浮きまくるぼっちママ。
唯一の味方(助手)はひとり娘の成実だけ。
娘と2人、誰にも理解も感謝もされない孤独な探偵ごっこが幕を開けます。
どんでん返しは最後の一行で!
最後の一行まで真実は謎…。
ホントの最後の一行で、えっ!!!!ってなって、結局読み直す事になる日常ミステリー。
ぜひお読みください。
この記事があなたの読書選びの参考になれば幸いです。
おわり
ジャケドロ661
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