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我孫子武丸さんの名作「殺戮にいたる病」のあらすじなどをご紹介!

読者を騙し続ける究極のミステリー小説

我孫子武丸さんの『殺戮にいたる病』は、1992年に講談社から発表された衝撃のミステリー小説です。
この作品は「叙述トリック」という技法を使った代表作として、多くのミステリーファンに語り継がれています。
「この小説を読み終わったとき、あなたは必ずもう一度最初から読み直したくなる」そんな風に言われるほど、読者を最後まで騙し続ける仕掛けが施された作品です。
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あらすじなど

永遠の愛をつかみたいと男は願った。

東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。
犯人の名前は、蒲生稔——物語は冒頭から犯人の名前が明かされています。
くり返される凌辱の果ての惨殺。
冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、読者は犯人である蒲生稔の視点、事件を追う元刑事の樋口の視点、そして息子を疑う母親蒲生雅子の視点で物語が語られます。
ところが、この作品には犯人の名前が最初から分かっているにも関わらず、読者が想像もしない「仕掛け」が隠されているのです。

叙述トリックの傑作

ミステリー界に衝撃を与えた技法

『殺戮にいたる病』が話題になった最大の理由は、叙述トリックという技法を巧妙に使ったことです。

作者が読者に、直接仕掛けてくるトリックで、犯人が仕掛けるトリックとは全く違うものです。
読者は物語を読み進めながら、「こういう事件なんだな」「犯人はこういう人物なんだな」と思い込んでいきます。
でも、最後にその思い込みが完全にひっくり返される仕掛けになっているのです。

読み返すと全く違う物語になる

この小説の凄いところは、一度真相を知ってから読み返すと、全く違う物語に見えることです。

最初に読んだときに「当然こうだろう」と思っていた部分が、実は全然違う意味だったということが分かります。
「読んだ人で2回目読まなかった人はいない」と言われているほど、まさに「二度おいしい」小説の代表格です。

1990年代ミステリー界への影響

叙述トリックブームの火付け役

『殺戮にいたる病』の成功により、1990年代には多くの作家が叙述トリックを使った作品を発表するようになりました。

この作品は、そのブームの火付け役となった記念すべき作品です。

新本格ミステリーの流れの中で

1980年代後半から始まった「新本格ミステリー」ブームの中で、本作は特に注目を集めました。

従来の推理小説とは違う、新しい驚きを読者に提供する作品として高く評価されています。

作品の特殊な構成

冒頭にエピローグがある衝撃

この本を手に取ってびっくりしたことは、冒頭にエピローグがあることです。

普通なら結末部分にあるはずのエピローグが最初に来るという、従来の小説の常識を覆す構成になっています。

3つの視点で語られる物語

犯人の蒲生稔、元刑事の樋口、そして息子を疑う母親の蒲生雅子、この3人の視点で交互に語られる構成になっています。

それぞれの視点から見た出来事が少しずつ明かされていく中で、読者は真相へと導かれていきます。

読み終わった後の衝撃

「騙された!」という快感

多くの読者が、真相を知った瞬間に「完全に騙された!」という衝撃を受けます。

でも、それは不快な騙され方ではなく、「やられた!」という気持ちの良い騙され方なのです。
なんとも綺麗に騙されたというのが素直な感想という読者の声もあるほど、作者の我孫子武丸さんの巧妙な仕掛けに感心してしまいます。

すぐに人に薦めたくなる

この本を読んだ人は、必ずと言っていいほど誰かに薦めたくなります。

でも、内容について詳しく話すとネタバレになってしまうので、「とにかく読んでみて!」としか言えないもどかしさもあります。

作者について

我孫子武丸さんは、1994年発売のサウンドノベルゲーム『かまいたちの夜』のシナリオ担当としても有名です。

「我孫子武丸」という一風変わった作家名は、本格ミステリ作家として有名な島田荘司さんによる命名なんだそうです。

こんな人に特に読んでほしい

ミステリー小説が好きな人

推理小説やミステリー小説が好きな人には、絶対に読んでもらいたい一冊です。

「ミステリーってこんなことも可能なんだ」という新しい発見があるはずです。

読書の新しい体験をしたい人

普通の小説では味わえない、特別な読書体験をしたい人にもおすすめです。

読み終わった後の驚きは、きっと忘れられない思い出になります。

どんでん返し系の作品が好きな人

「どんでん返し 小説」と検索すれば、必ずと言っていいほど目にするこの作品なので、意外な展開や驚きの結末を求めている人にはピッタリです。

注意点など

ネタバレは絶対に見ないで

この小説に関しては、絶対にネタバレを見てはいけません。

レビューサイトや感想文なども、読み終わるまでは見ない方が良いでしょう。

一気に読むのがおすすめ

可能であれば、一気に最後まで読み切ることをおすすめします。

途中で読むのを止めてしまうと、作品の仕掛けの効果が薄れてしまう可能性があります。

グロテスクな描写への注意

内容こそグロい部分があるので、そうした描写が苦手な方は注意が必要です。

ただし、グロいだけじゃないその魅力があることも確かです。

おわりに:ミステリー史に残る問題作

『殺戮にいたる病』は、ミステリー小説の新しい可能性を示した記念すべき作品です。

1992年の発表から30年以上経った今でも、多くの読者に衝撃を与え続けています。
「騙される快感」を味わいたい人、新しい読書体験をしたい人には、心からおすすめできる一冊です。
ただし、この小説を読んだ後は、他のミステリー小説では物足りなく感じてしまうかもしれません。
それくらい強烈なインパクトを持った作品なので、ミステリー小説の入門書としても、上級者の必読書としても、ぜひ手に取ってみてください。
読み終わった瞬間の衝撃は、きっとあなたの読書人生の中でも特別な思い出になるはずです。

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)

 

この記事があなたの読書選びの参考になれば幸いです。

 

おわり

 

ジャケドロ661

 

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