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伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス』をご紹介!

伊坂幸太郎

「敵は、先入観だよ」

「僕は、そうは、思わない」

世界をひっくり返せ!

伊坂幸太郎史上、最高の読後感。

デビュー20年目の真っ向勝負!

伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス』は、全5編すべての主人公が小学生という、初の試みの短編集です。

2021年本屋大賞ノミネート作品。

第33回柴田錬三郎賞受賞作。

大人>子供、という関係を逆転せんと奮起する子供たちが実に輝いています。

「全部いいほうにひっくり返してやるぞ!という僕の気持ちを届けたい」――伊坂幸太郎

逆ソクラテス


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こんな人に読んでほしい

先入観や決めつけに悩んでいる方

「敵は、先入観」

予断や偏見に満ちた大人たちのスティグマをはぎとってゆく子供たちの蛮勇ぶりが鮮やかに描かれています。

「先入観は敵、人はいつでも変われる」

そんな言葉が心に浮かびます。

元気をもらいたい方

「元気がもらえた!」「今この本を読めてよかった!」という感想が多数寄せられています。

逆ソクラテス』は、明るい、前向きな性質を持った作品です。

2020年の緊急事態宣言の最中に刊行された本作は、少しでも元気になってもらえるのではないか、という思いで世に送り出されました。

子育て中の親御さん

「小学生の子どもを持つ親として耳が痛いことばかりだった」

「これから先、大人(≒自分)の先入観が、子供や周囲の人の未来を狭めないようにしなくては、と思った」

伊坂さんも親になって、子供の小学生生活を一緒に経験しつつ、いろいろなことを聞いたり考えたりしたそうです。

友達との関係とか先生との関係とか、どれも正解が分からない、正解がない問題が多い。

そういう思いがそのまま出ています。

スカッとする読後感を求めている方

それぞれの短編の結末が心をスカッと、あるいはじーんとさせてくれます。

爽快な読後感があります。

伊坂幸太郎史上、最高の読後感。

伊坂幸太郎ファン

デビュー20年目の真っ向勝負。

伊坂にとっては明らかな新境地です。

コアなファンが読んでも、伊坂幸太郎の小説だと思ってもらえる作品。

これまで伊坂作品を読んだことのない人にもおもしろく読んでもらえます。


あらすじ

「逆ソクラテス」

学力も運動もそこそこの小学6年生の僕は、転校生の安斎から、突然ある作戦を持ちかけられる。

「敵は、先入観だよ」

カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトや担任の先生を巻き込んで、予想外の結末を迎える。

はたして逆転劇なるか!?

勉強も運動もできない草壁という生徒は、担任の久留米先生から期待されない地味な存在。

だが、それを逆手にとって、クラスメイトが様々な作戦を決行します。

クラスで一目置かれる優等生も加担して、草壁の秀でたところをトリックにより見せつけ、久留米に一泡吹かしてやろうと意気込むのです。

大人>子供、という関係を逆転せんと奮起する子供たちは実に輝いています。

「スロウではない」

足の速さだけが正義……ではない?

運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――

リレーの練習とかリアル。

ラストがすごく好きだった、という声が多数。

「非オプティマス」

先生の語りは惹きつけられて、一気に読んでしまう。

人によって態度は変えないほうがいい。

なぜペラペラの服を着ていたのか、最後にほっこり。

自分の行動を振り返らせられます。

「アンスポーツマンライク」

最後のミニバス大会。

五人は、あと一歩のところで、”敵”に負けてしまった。

アンハッピー。

でも、戦いはまだ続いているかも――

バスケの疾走感が見事。

事件の時の描写もスピード感と臨場感があって、すごく良い。

「1分は永遠」

題名の伏線回収にグッとくる。

「逆ワシントン」

バスケの続き。

真面目で約束を守る人間が勝つ。

前話との繋がりがよい。

小学生が主人公らしい、ハートフルな作品。


著者について

伊坂幸太郎さんは、1971年千葉県生まれ。

東北大学法学部卒業。

2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。

2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞を受賞。

2020年『逆ソクラテス』で第33回柴田錬三郎賞を受賞しました。


この本の特別なところ

デビュー20年目の真っ向勝負、全5編すべての主人公が小学生

全5編すべての主人公が小学生という、初の試みの短編集です。

「このテーマで本にしたいとずっと思っていたんですけど、なかなか書けずにいた時期もあって、十年近くかけてようやく本にすることができました」

「この『逆ソクラテス』のような小説を書くことができて、まだもう少しはいけるかなという自信にもなりました」

デビュー20年目の新境地ともいえる本作は、伊坂幸太郎史上、最高の読後感です。

「全部いいほうにひっくり返してやるぞ!」という作者の気持ち

本作は各編のタイトルに「逆」「ではない」「非」「アン」「逆」という否定詞が使われています。

それは子供たちの鮮やかな逆転劇を示していたりもするのですが、伊坂さんは、こう言いました。

「全部いいほうにひっくり返してやるぞ!という僕の気持ちを届けたい」

その言葉が関係者全員の心に響いて、2020年の緊急事態宣言の最中でも、予定通りの刊行を目指すことになりました。

「僕は、そうは、思わない」繰り返し使われるフレーズが印象的

「僕はそうは思わない」「ギャンブルではなく、チャレンジだ」など、短編の中で繰り返し使われるフレーズも印象に残ります。

先述のような台詞が「ここぞ!」という場面で使われ、ユーモアを付加しています。

第33回柴田錬三郎賞受賞、2021年本屋大賞ノミネート

第33回柴田錬三郎賞受賞作。

2021年本屋大賞ノミネート作品(第4位)。

中学校の国語の入試問題に使われた

「逆ソクラテス」は、単行本化に先立って、いくつかの中学校の国語の入試問題に使われたそうです。

短編同士の繋がりを考察するのも楽しい

伊坂幸太郎の短編集には欠かせない、物語同士の繋がりがたまらなく良い。

「わぁこの人はあの時のおおお」と最後は特にうるっときます。

短編も全く世界が乖離しているわけでもなく、つながりを考察するのもなかなか楽しい。


注意点

5つの短編集

短編全5編を収録した短編集です。

「逆ソクラテス」「スロウではない」「非オプティマス」「アンスポーツマンライク」「逆ワシントン」

書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。

すべての主人公が小学生

全5編すべての主人公が小学生です。

小学生という行動範囲も交友関係も限られる中で、自分たちで知恵を絞って問題を解決しようとします。

伊坂作品のスケールの大きさを求める方には、物足りなく感じるかもしれません。

教訓めいたメッセージも多い

人として生きる上で大切なことが詰まっています。

結構教訓めいたメッセージも多くて、心に残る文章が多い。

「先入観」の打破がサブテーマで、それに拘泥しすぎて、いささか説経臭くなってしまったものもあるという声もあります。


おわりに

「敵は、先入観だよ」「僕は、そうは、思わない」

伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス』は、全5編すべての主人公が小学生という、初の試みの短編集です。

デビュー20年目の真っ向勝負。

第33回柴田錬三郎賞受賞作。

2021年本屋大賞ノミネート作品。

予断や偏見に満ちた大人たちのスティグマをはぎとってゆく子供たちの蛮勇ぶりが鮮やかに描かれています。

大人>子供、という関係を逆転せんと奮起する子供たちは実に輝いています。

「全部いいほうにひっくり返してやるぞ!という僕の気持ちを届けたい」――伊坂幸太郎

カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトや担任の先生を巻き込んで、予想外の結末を迎える。

それぞれの短編の結末が心をスカッと、あるいはじーんとさせてくれます。

「元気がもらえた!」「今この本を読めてよかった!」

伊坂幸太郎史上、最高の読後感。

世界をひっくり返せ!

逆ソクラテス

この記事があなたの読書選びの参考になれば幸いです。

おわり

ジャケドロ661

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