書評

凪良ゆう

凪良ゆう『星を編む』あらすじ・解説|汝、星のごとくとの読む順番も

星は、続いていく——『星を編む』が描く愛と仕事と人生の物語『星を編む』は、2023年本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』の続編・スピンオフ作品です。著者は凪良ゆうさん。前作で描かれた愛の物語が、別の角度から照らし出される一冊となっています。...
小説

方丈貴恵『少女には向かない完全犯罪』あらすじ・解説|クローズドサークルミステリ

何もできない二人が挑む、頭脳の復讐劇——幽霊×少女が贈るファンタジーミステリ小学6年生の少女と、幽霊。この二人を主役に据えた本格ミステリがあるとしたら、どのような物語が展開されるのでしょうか。方丈貴恵さんの『少女には向かない完全犯罪』は、「...
小説

杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』あらすじ・魅力を解説

紙の本にしか宿れない奇跡——『世界でいちばん透きとおった物語』書評杉井光さんの小説『世界でいちばん透きとおった物語』は、「電子書籍では絶対に不可能な仕掛けが施された作品」として広く話題を呼んでいます。新潮社の新潮文庫nexレーベルから刊行さ...
小川哲

小川哲『君が手にするはずだった黄金について』あらすじ・解説まとめ

嘘と欲望が交差する場所——小川哲さんが問いかける「本物」の条件小川哲さんの連作短篇集『君が手にするはずだった黄金について』は、2023年10月20日に新潮社から刊行されました。「僕」という語り手が、現実には実在しそうな怪しい人物たちと次々に...
伊与原新

伊与原新『宙わたる教室』あらすじ・解説|ドラマ化人気作を解説

定時制から、宇宙へ——『宙わたる教室』が描く再出発の物語東京・新宿の都立高校定時制。そこに集まるのは、さまざまな事情を抱えた人々です。21歳で負のスパイラルから抜け出せない岳人、子ども時代に学校に通えなかったアンジェ——。それぞれが傷を持ち...
小説

斜線堂有紀『恋に至る病』あらすじ・解説|ダークな青春ミステリ

誰からも愛された少女が、怪物になるまで——『恋に至る病』『恋に至る病』は、斜線堂有紀さんによるダークな青春ミステリです。メディアワークス文庫(KADOKAWA)より刊行されており、その鮮烈な設定と心理描写が話題を呼んでいる作品といえます。1...
小説

西尾潤『マルチの子』あらすじ・解説|マルチ商法を描く社会派小説

「無料セミナー」が開いてしまった、地獄への扉——リアルすぎるマルチ商法サスペンス『マルチの子』は、徳間書店(徳間文庫)から刊行された西尾潤さんの小説です。第4回細谷正充賞を受賞した作品として、注目を集めています。マルチ商法にはまった女性の人...
小説

早見和真『ザ・ロイヤルファミリー』あらすじ・解説まとめ

競馬と人間の熱狂が交差する——喪失と再生の物語父を失った男が、競馬という世界に飛び込んでいく。そのとき何かが動き出す——。早見和真さんの長編小説『ザ・ロイヤルファミリー』は、競馬をテーマにした作品でありながら、競馬を知らない読者にも深く刺さ...
一穂ミチ

一穂ミチ『恋とか愛とかやさしさなら』あらすじ・解説まとめ

プロポーズの翌日に、世界が変わった——愛と加害が交差する群像劇『恋とか愛とかやさしさなら』は、一穂ミチさんによる長編小説です。出版社は小学館。「好きな人を信じること」と「傷つけられた人の痛みを受け取ること」が、真正面からぶつかり合う物語とい...
小説

香坂鮪『どうせそろそろ死ぬんだし』あらすじ・解説|老後を描くユーモア小説

死を前にした人間の本音が、謎を解く鍵になる——香坂鮪さん『どうせそろそろ死ぬんだし』書評人は死を前にしたとき、何を語るのでしょうか。何を隠し、何を明かすのでしょうか。宝島社文庫より刊行された香坂鮪さんの『どうせそろそろ死ぬんだし』は、第23...