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村山由佳さんの『しっぽのカルテ』をご紹介!あらすじなど

※ 本ページにはプロモーションが含まれます

命の重さと、人とペットの絆を問いかける物語。

獣医師として、人として、どう向き合うべきなのか。

動物の命をいかに救い、いかに看取るのか。

直木賞作家・村山由佳さんが、長年猫と共に暮らしてきた経験から紡ぎだした、心に深く響く動物病院ストーリーです。

村山由佳さんの『しっぽのカルテ』は、2025年11月26日に集英社から刊行されました。

信州の美しい木立のなかに佇む動物病院を舞台に、獣医師とスタッフたちが、運び込まれる動物たちの治療と向き合う日々を描いた感動作です。

しっぽのカルテ (集英社文芸単行本)

 

あらすじなど

しっぽのカルテ (集英社文芸単行本)

信州の美しい木立のなかに佇む「エルザ動物クリニック」。

獣医師としては凄腕だけれど、ぶっきらぼうで抜けている院長の北川梓。

頼れるベテラン看護士の柳沢雅美と萩原絵里香。

受付と事務を担う真田深雪。

4人のスタッフが力を合わせ、日々運び込まれるペットや野生動物の治療を懸命に続けています。

瀕死の野良の子猫を見捨てられず、クリニックに飛び込んできた建築職人の青年。

老犬の介護に悩む、自身も重い病を抱えた飼い主。

歪んだ結婚生活に苦しむ女性を見守り続けてきたインコ。

それぞれの人生と共にある、かけがえのない命をいかに救い、いかに看取るのか。

動物たちの命を通して、人間の生き方や選択、そして愛情の深さが描かれています。

村山由佳さんと動物への深い愛情

猫と共に歩んできた人生

村山由佳さんは、1964年東京都生まれ。

立教大学文学部卒業後、会社勤務などを経て、1993年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。

2003年『星々の舟』で直木賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、2021年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞するなど、数々の文学賞を受賞してきた実力派作家です。

現在は軽井沢で複数の猫と暮らしており、猫との生活を綴ったエッセイ『猫がいなけりゃ息もできない』『もみじの言いぶん』『晴れときどき猫背 そして、もみじへ』なども執筆しています。

特に、17年10か月間共に過ごした愛猫・もみじを看取った経験は、村山さんの作品世界に深い影響を与えています。

NHK「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」にも出演し、猫との暮らしが大きな話題となりました。

実体験から生まれた物語

村山さんは、物心ついたころから猫と暮らし、何匹もの猫を飼ってきました。

愛猫を看取った経験、動物病院に通った日々、動物の命と向き合う中で感じた喜びや悲しみ。

そうした実体験が、本作『しっぽのカルテ』には深く反映されています。

動物を愛するすべての人の心に響く、リアルで温かな物語となっています。

作品の構成と読みどころ

複数のエピソードで描かれる命の物語

本作は、一つの大きな物語というよりも、動物病院に訪れるさまざまな動物と飼い主の物語が描かれています。

それぞれのエピソードが、動物の命の尊さ、飼い主との絆、そして別れの悲しみを丁寧に紡いでいます。

多様な物語を通して、動物医療の現場の複雑さと多面性が浮き彫りになります。

獣医師とスタッフたちの日常

凄腕だけれどぶっきらぼうな院長・北川梓。

頼れるベテラン看護士たち。

受付スタッフ。

それぞれが個性豊かで、チームとして動物たちの命を救うために奮闘する姿が描かれています。

動物病院という現場の温かさと厳しさが、リアルに伝わってきます。

静かで深い感動

派手な展開や劇的な奇跡はありません。

しかし、日常の中にある小さな選択、静かな対話、穏やかな別れの中に、深い感動と気づきが込められています。

読後、静かな余韻が長く心に残る作品です。

読み終わった後の問いかけ

動物の命と向き合う

本作を読むと、ペットの終末期について考えずにはいられません。

もし大切なペットが病に倒れたら、何を選ぶのか。

延命治療を続けるのか、穏やかな最期を迎えるのか。

誰もが避けられない問いに、真摯に向き合うきっかけを与えてくれます。

人と動物の絆を再確認する

動物は家族であり、人生の伴侶です。

その存在がどれほど大きなものなのか。

別れの悲しみがどれほど深いものなのか。

そして、共に過ごした時間がどれほど尊いものなのか。

本作は、人と動物の絆の深さを改めて教えてくれます。

こんな人に特に読んでほしい

ペットと暮らしている人、暮らしたことがある人

犬や猫、鳥など、ペットと暮らしている方には、深く共感できる内容です。

また、かつてペットを飼っていた方にとっても、あの日々を思い出させてくれる作品となっています。

動物医療に関わる人

獣医師や動物看護士など、動物医療に関わる方には、現場でのジレンマや葛藤に共感できる内容です。

また、日々の仕事の意味を再確認するきっかけにもなるでしょう。

命について深く考えたい人

動物の命、人間の命。

命の尊さや、生きることの意味について考えたい方にとって、物語という形で深い思索に導いてくれる一冊です。

村山由佳ファン

『天使の卵』『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズ、『星々の舟』、『ダブル・ファンタジー』などを愛読してきた方には、作家としての新たな境地を楽しめる作品となっています。

猫エッセイを読んできた方にとっても、村山さんの動物への愛情が深く反映された物語を味わえます。

注意点など

重いテーマであること

動物の病気や死を扱っているため、内容は決して軽くありません。

ペットの病気や死に対して敏感な時期にある方は、読むタイミングを選んだ方が良いかもしれません。

感情的になる可能性

動物と飼い主の物語は、深く心を揺さぶります。

涙なしでは読めない場面も多いため、心の準備が必要かもしれません。

おわりに:生きとし生けるすべての命への愛しさ

『しっぽのカルテ』は、直木賞作家・村山由佳さんが、長年猫と共に暮らしてきた経験から紡ぎだした、心に深く響く動物病院ストーリーです。

本作は、2025年11月26日に集英社から刊行されました。

動物病院の誠実な描写、動物医療の難しさ、そして「命とは何か」という普遍的な問い。

これらが一つの物語の中で丁寧に紡がれ、読者に深い感動と思索の時間を与えてくれます。

村山さんが猫エッセイで描いてきた、動物への深い愛情。

それが小説という形で結実した本作は、動物を愛するすべての人の心に響く作品となっています。

ペットと暮らす人も、そうでない人も、いつか必ず向き合う「命の尊さ」について、今から考えるきっかけを与えてくれる、価値ある一冊です。

生きとし生けるすべての命への愛しさがあふれる物語を、ぜひ手に取ってみてください。

しっぽのカルテ (集英社文芸単行本)

 

この記事があなたの読書選びの参考になれば幸いです。

 

おわり

 

ジャケドロ661

 

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