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『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦さんの奇想天外な恋愛青春小説|あらすじ・魅力をご紹介!

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ユーモアと幻想が交差する恋愛青春小説『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦 著)は、京都を舞台に“先輩”と“黒髪の乙女”の一夜の大騒動を描いた異色のベストセラー。

独特の文体と不思議な世界観が読者を魅了し、2017年には星野源さん×花澤香菜さん主演でアニメ映画化もされ、大きな話題を呼びました。

この記事では、作品のあらすじや魅力、映画化の見どころまでを徹底解説。

恋愛小説の枠に収まらない、新感覚の青春ファンタジーを味わいたい人におすすめの一冊です。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫) Kindle版

 

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あらすじ

一夜の京都で巻き起こる奇妙な冒険

物語の舞台は京都、登場人物は“先輩”と“黒髪の乙女”。

大学のクラブ活動を通じて乙女に恋心を抱く“先輩”は、あくまでも自然な形で接近を試みようと画策。

ところが乙女はそんなことに気づくこともなく、夜の京都の街をマイペースに駆け巡っていきます。

 

一方の“先輩”も、乙女を追いかけるうちに奇妙な古本市や奇人変人たちの騒動に巻き込まれ……。

現実と幻想が絶妙に入り混じる京都の夜が、幻想的な冒険に変わっていく青春小説です。


読みどころと魅力3選

✔ 森見ワールド全開の文体とユーモア

最大の魅力は、なんといっても森見登美彦さん特有の文体。

古風な語り口と現代的な会話が絶妙に入り混じる文章は、読むだけで独特のテンポとリズムが感じられ、クセになる読書体験をもたらします。

加えて、真面目なようでどこかズレている“先輩”の思考や行動、突飛な展開の数々には思わず笑ってしまうことも。

✔ 京都という幻想的な舞台設定

夜の京都という舞台が、本作の幻想性にさらなる魅力を加えています。

古本市、骨董品屋、風変わりなバー、そして大学のサークル活動といったローカルな風景に、不思議で不可解な出来事が次々と繰り広げられます。

観光地として知られる京都が、まったく新しい“物語の世界”に生まれ変わる体験を楽しめます。

✔ 恋愛小説としての一風変わった魅力

“先輩”の恋心を描いてはいるものの、そこにありがちな甘さや王道の展開はなく、むしろユーモアとすれ違い、自己反省とちょっとした勇気が中心となっています。

黒髪の乙女が自由奔放に世界を楽しみ、“先輩”がひたむきに思いを募らせる姿には、どこか懐かしく愛おしい気持ちを抱かずにはいられません。


2017年にアニメ映画化、星野源×花澤香菜が共演

2017年にアニメ映画として公開された『夜は短し歩けよ乙女』は、原作の文体やテンポ感を見事に映像化した傑作。

監督は湯浅政明さん、脚本は上田誠さん(ヨーロッパ企画)が担当し、原作ファンの期待を裏切らない完成度を誇ります。

 

“先輩”役には星野源さん、“黒髪の乙女”役には花澤香菜さんが声優として出演。

独特な色彩とテンポ感、幻想的な映像演出が魅力となり、第41回日本アカデミー賞では最優秀アニメーション作品賞を受賞しました。

映画独自の魅力

映像版では、原作の言葉遊びや複雑な心理描写を、鮮やかな色彩と躍動感のあるアニメーションで見事に表現。

とくに“時間”や“空間”の飛躍が自由自在で、アニメだからこそ描ける幻想的な世界が広がります。

また、声優陣の演技や音楽の使い方にもこだわりが感じられ、作品全体がまるで舞台のように生き生きとした躍動感を持っています。

夜は短し歩けよ乙女を観る


こんな人におすすめ

  • ユニークな文体の小説を読んでみたい人

  • 京都を舞台にした物語に惹かれる人

  • 恋愛と幻想が混ざり合う作品が好きな人

  • 映像化された小説を原作から楽しみたい人

  • 森見登美彦作品に興味がある人

  • 一風変わった青春小説を探している人


おわりに

『夜は短し歩けよ乙女』は、日常と非日常が交差する中で、ちょっぴり不器用な恋と青春のきらめきを描いた、唯一無二の小説です。

森見登美彦さんのユーモアと想像力が詰まったこの物語は、読むたびに新しい発見があり、現実を少しだけ忘れさせてくれる魔法のような時間を与えてくれます。

「ちょっと変わった青春小説を読んでみたい」「京都の夜を旅してみたい」と思ったあなたに、心からおすすめしたい一冊です。

まだ読んだことがない方も、映画を観て気になった方も、この作品を手に取ればきっと“読書の楽しさ”を再発見できるはずです!

 

あと、京都に縁が無い方には、先斗町が気になってきます!

実際に読み終わった後、京都に出かけて先斗町の町並みをみてみました。

1.5m幅くらいの路地にズラーッとお店が並んでいる。

提灯の灯りも雰囲気があってとても良い街でした。

ご飯も美味しかったです!

夜はおばんざい、朝はモーニングを食べました。

おばんざいの卵焼きが美味しかったのを覚えています。

モーニングのスクランブルエッグも美味しかった。

あれ、京都はたまご料理が美味しいのかな?

 

先斗町の隣が鴨川なので、よく見る光景を真似して

川沿いに座ってみたのも、いい思い出です。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫) Kindle版

 

おわり

 

ジャケドロ661

 

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