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【おすすめ漫画紹介】ファンタジーの“その後”を描く『葬送のフリーレン』|大人にこそ読んでほしい漫画をご紹介!

※ 本ページにはプロモーションが含まれます

魔王討伐後の“その後”を描く命と時間の旅

『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人/作画:アベツカサ)は、「魔王を倒したその後」の世界を描く、静かで深い余韻を残すファンタジー作品です。

週刊少年サンデーで連載され、テレビアニメ化もされた本作は、2021年には「マンガ大賞」を受賞、累計発行部数も2400万部を突破しています。

 

人間とエルフの寿命の差、仲間との別れ、そして「死を見送ること」――。
その全てが優しいタッチで描かれる本作は、多くの読者の心を打ち、長く愛され続けています。

葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス) Kindle版

 

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あらすじ

魔王を倒してから10年後。
かつて勇者パーティーの一員として旅をしていたエルフの魔法使い・フリーレンは、再会した仲間・ヒンメルの死をきっかけに、自分が“人間の時間”を理解していなかったことを痛感します。

 

それから彼女は、人間の心を知るための旅へと出ます。
その旅では新たな仲間との出会い、魔族との戦い、そしてさまざまな人々の“生と死”に向き合っていくことになります。

登場キャラクター

  • フリーレン
     千年以上生きるエルフの魔法使い。人間の感情や時間感覚を理解するために、長い旅に出る。

  • フェルン
     戦災孤児として育てられた少女。フリーレンの弟子であり、無表情ながら心優しい魔法使い。

  • シュタルク
     臆病ながらも仲間を守る強さを持つ戦士。フリーレン一行の護衛として旅に加わる。

  • ヒンメル
     勇者として魔王を倒したフリーレンのかつての仲間。穏やかな死を迎えるが、その存在は旅の原点となる。

見どころ

魔王討伐後の「静かな物語」

勇者たちの活躍が終わった“後”の世界を描く設定が斬新。
静かに進む旅の中で、読者は「成功の後に何を得るのか」を考えさせられます。

命や時間に向き合うファンタジー

人間の寿命の短さと、エルフの永遠とも言える時間感覚の違いが物語の軸。
死を見送りながら、人との絆を丁寧に積み重ねていく姿が心を打ちます。

成長と継承の物語

フェルンやシュタルクなど若い世代との関わりを通じて、フリーレンが「仲間を信じる意味」や「感情の在り方」を少しずつ学んでいく描写も見逃せません。

この漫画をおすすめしたい人

  • バトルや冒険だけでなく「余韻のある物語」が好きな人
     戦いや旅だけでなく、登場人物たちの心の動きや静かな時間を描いた作品に惹かれる方へ。

  • 『ヴィンランド・サガ』『蟲師』『灰と幻想のグリムガル』などが好きな人
     「生きる」「失う」「継ぐ」といったテーマに向き合う作品を好む方に響く作品です。

  • ファンタジーの中に“現実的な死生観”を求める人
     剣と魔法の世界でありながら、生と死の重みがしっかり描かれているため、大人の読者にも強く刺さります。

  • 大人が読んでも感動できる漫画を探している人
     少年漫画でありながら、時間や命、感情の在り方に深く触れるストーリーは、幅広い年齢層におすすめです。

アニメ『葬送のフリーレン』について

『葬送のフリーレン』は、2023年9月29日より日本テレビ系「金曜ロードショー」にて初回2時間スペシャルで放送開始され、大きな注目を集めました。

その後、TVシリーズとして放送され、アニメファンの間でも高く評価されています。

豪華な制作陣と美しい映像

アニメーション制作は マッドハウス。繊細で美しい作画と、幻想的で静謐な世界観が見事に表現されています。

原作の雰囲気を忠実に再現しつつも、アニメならではの臨場感や空気感が加わり、物語の深さがより際立っています。

演出やカメラワーク、色彩設計まで非常に丁寧に作られており、視覚的な没入感が高いのも特徴です。

キャスト陣の演技にも注目

声優陣も実力派が揃い、キャラクターの魅力を最大限に引き出しています。

  • フリーレン:種﨑敦美
     淡々とした語り口と繊細な感情表現が絶妙。エルフという存在の儚さを見事に体現。

  • フェルン:市ノ瀬加那
     抑えた演技ながら、優しさと芯の強さを併せ持つフェルンの人柄が滲み出ます。

  • シュタルク:小林千晃
     臆病だけど熱い戦士・シュタルクを人間味豊かに演じ、作品に温かさを加えています。

  • ヒンメル:岡本信彦
     短い登場ながらも、作品全体を通じて残る影響力あるキャラクターを魅力的に表現。

音楽と演出が生み出す余韻

音楽は Evan Call が担当。

静かでありながら情緒豊かなサウンドは、旅の物語や命の儚さといったテーマをより深く印象付けます。

BGMの余韻が残るシーン構成も印象的で、アニメ独自の表現力が高く評価されています。

原作ファンも満足の完成度

アニメ『葬送のフリーレン』は、原作ファンからも「原作を丁寧に描いてくれている」「心が静かに揺さぶられる」と高評価を得ています。
1話1話がまるで短編映画のように大切に作られており、ストーリーの余韻を味わいたい方には特におすすめです。

今からでも追いつける

既に放送が進んでいるエピソードも、動画配信サービスで視聴可能なため、まだ観ていない方でも今から追いかけることができます。

特に「初回2時間SP」は、物語の導入として非常に完成度が高く、原作未読の方でもスッと世界に入り込める構成になっています。

おわりに

『葬送のフリーレン』は、魔王を倒した英雄の「その後」を描くという、これまでのファンタジーにはなかった視点から始まる物語です。
大きな戦いよりも、小さな日常や別れの積み重ねが丁寧に描かれていて、読むほどに心が静かに揺さぶられます。

冒険を終えた世界を旅しながら、誰かを想うこと、過去を悔やむこと、そして未来へつなぐこと。
そんな深く温かいテーマに触れたい方には、ぜひ一度読んでいただきたい一作です。

葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス) Kindle版

 

Kindle Unlimitedで1巻が読めますので、ぜひお試し読みをしてみてください!

 

おわり

 

ジャケドロ661

 

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※イラストは公式Xが配布したフリーイラストを使用させていただいています。