宮島未奈さんの作品は、独特な視点と魅力的なキャラクターによって、多くの読者を魅了しています。
宮島未奈さんの物語は、地元・滋賀県大津市の風景や文化を背景に、成長や挑戦、人生の転機を描くものが多く、共感を呼びます。
ブログで滋賀県大津市の事を発信していたのもキッカケでしょう。
宮島未奈さんの出版作3作品をご紹介。
それぞれのあらすじやおすすめポイントをお伝えします。
目次
1. 成瀬は天下を取りにいく
あらすじ
滋賀県大津市を舞台に、中学2年生の成瀬あかりが、閉店間近の西武大津店に毎日通うことを決意するなど、突飛な行動を次々と繰り広げる青春物語です。
彼女の行動には一見すると無謀さがありますが、周囲を巻き込みながら前向きに突き進む姿魅了されます。
おすすめポイント
- 主人公・成瀬あかりの型破りな行動力と個性的なキャラクターが魅力的
- 地元・大津市の風景や文化が丁寧に描かれており、地域色豊かな物語
主人公成瀬の行動力と前向きな姿勢に元気をもらえる作品です。
読み終わると、自分も何か新しいことに挑戦してみたくなるような、そんな気持ちにさせられます。
彼女の突拍子もない発想や、普通なら諦めてしまいそうなことを実行に移す勇気は、読んでいて、とても大きな刺激を与えてくれます。
特に、周囲を巻き込みながらも自分の信念を貫こうとする姿勢は、まるで映画の主人公のようで、続きが気になる!っと思えるほどのワクワクな気持ちにさせられました。
青春時代の熱量や、失敗しても前に進むことの大切さを感じさせてくれる一冊です。
2. 成瀬は信じた道をいく
あらすじ
前作「成瀬は天下を取りにいく」の続編で、大学生となった成瀬あかりが、地元・大津市で新たな挑戦を続ける姿を描いた連作短編集です。
彼女の成長とともに、周囲の人々の人生にも変化が訪れる様子が描かれています。
おすすめポイント
- 成瀬の成長とともに、彼女を取り巻く人々の人間模様が深く描かれている
- 前作同様、大津市の魅力が随所に散りばめられている
成瀬の相変わらずな行動力と、彼女を支える周囲の人々の温かさに心打たれる作品となっています。
自分自身の人生の節目や決断の場面において、とても勇気をもらうことが出来る作品です。
前作では、無鉄砲な中学生だった彼女が、大学生となり、より広い視野を持って物事に挑んでいく姿は、成長物語として非常に感動的でした。
特に彼女の周囲の人々もまた、それぞれの人生を歩みながら影響を受けている点がリアルで、物語に深みを与えています。
「成瀬みたいに生きてみたい!」と思わされる場面がたくさんあり、自分の信じた道を突き進むことに悔いがなくなるくらい、自身に勇気をもらえる一冊でした。
3. 婚活マエストロ
あらすじ
40歳のライター・猪名川健人が、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の取材を通じて、婚活業界のカリスマ・鏡原奈緒子と出会い、彼女の謎に迫る物語です。
婚活をテーマにした社会派エンターテインメント作品として、多くの読者に支持されています。
おすすめポイント
- 婚活業界の裏側や人間模様がリアルに描かれており、社会的なテーマにも踏み込んでいる
- 主人公たちの心理描写が丁寧で、共感を呼ぶ
婚活というテーマを扱いながらも、エンターテインメント性が高く、一気に読める作品です。
人間関係の機微や人生の選択について考えさせられる内容となっています。
婚活市場の現実と、人が持つ理想とのギャップがリアルに描かれており、社会問題にも鋭く切り込んでいます。
特に、登場人物たちが抱える悩みや葛藤が丁寧に描写されているため、ただの恋愛小説ではなく、人間ドラマとしての深みも感じられました。
読み終わった後、「結婚とは?」「パートナー選びとは?」という普遍的な問いを考えさせられる作品です。
婚活経験者はもちろん、これからの人生設計を考える人にもぜひ読んでほしい一冊です。
まとめ
宮島未奈さんは、2018年より本格的な作家活動を行われ
2023年に発売した「成瀬は天下を取りにいく」で
第39回坪田譲治文学賞、2024年本屋大賞を受賞されました。
キャラクターの個性や成長、人生の選択といったテーマを巧みに描き、読者に勇気や希望を与えてくれます。
特に「成瀬シリーズ」は、青春時代のエネルギーや地元愛が詰まった作品で、多くの人に愛されています。
「婚活マエストロ」も、婚活という現代的なテーマを切り口に、人生の転機を描く面白い作品です。
ぜひ、これらの作品を手に取り、宮島未奈さんの魅力に触れてみてください!
おわり
ジャケドロ661
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