2025-01-01から1年間の記事一覧
『アマチュアビジランテ』は、原作・浅村壮平氏、作画・内藤光太郎氏による漫画作品です。 講談社『週刊ヤングマガジン』にて2024年6月24日から連載がスタートし、2025年7月現在で単行本は第4巻まで刊行されています。 タイトルの“ビジランテ”とは、自警団や…
家族のため、父は殺人者になった――極限の心理戦が始まる衝撃作 『マイホームヒーロー』は、原作・山川直輝、作画・朝基まさしによる本格サスペンス漫画。 2017年より『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて連載が開始され、2023年には実写ドラマ化、2024年に…
理不尽な現実と闘う人々に寄り添う、法廷ヒューマンドラマ 『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』は、左藤真通さんによる社会派漫画作品です。 黒蜜コミックスより刊行されており、2025年7月現在で既刊9巻が発行されています。 法律や裁…
水生大海さんによる人気小説『ひよっこ社労士のヒナコ』(文春文庫刊)は、2017年に刊行され、キャリアの岐路に立つ女性たちを中心に共感を呼び、続編も刊行される話題作となっています。 社労士という実務的な職種を題材にしながらも、人とのつながりや自分…
瀬尾まいこさんのベストセラー長編小説『そして、バトンは渡された』(文藝春秋刊、2018年)は、2019年本屋大賞を受賞し、家族の形や愛の在り方を問い直す深い感動作です。 親子関係が複雑化する現代において、「血のつながり」だけでは語れない家族の絆をテ…
キャリアの中盤に求められる“2つの視点” 社会人10年目ともなると、仕事にも自信がつき、責任のあるポジションやチームを任されるようになります。しかし同時に、こんな問いを抱えることも増えてきます。 これからのキャリアをどう描くか? 部下やチームとど…
『味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す』は アルトさん(原作)、夕薙さん(キャラクター原案)、門司雪さん(作画)による漫画作品です。 講談社「マガジンポケット」にて2021年より連載され、2025年7月時点で既刊16巻が…
魔術への純粋な欲求が新たな王子の人生を彩る転生ファンタジー 『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』は、著者;謙虚なサークルさんによる転生ファンタジー作品です。 もともとは「小説家になろう」発のWeb小説として2019年10月に連載ス…
壮大な中国古代史を描いた歴史漫画の金字塔 横山光輝さん『史記』は、中国前漢時代の歴史家・司馬遷による歴史書『史記』を原作とした長編歴史漫画です。 1992年から1997年にかけて潮出版社「希望コミックス」より全15巻が刊行されました。 本記事では、横山…
静かな図書室で始まる、人生を見つめ直す物語 『お探し物は図書室まで』は、青山美智子による長編小説です。2020年にポプラ社から刊行され、のちにポプラ文庫から文庫化されました。人生に迷いを抱えた人々が、図書室という静かな場所で一冊の本と出会い、少…
「もしあのとき、別の選択をしていたら……」 そんな思いを抱いたことはありませんか? 森見登美彦さんの小説『四畳半神話大系』は、大学生活の「if(もしも)」を描いた、奇想天外でどこか切ない物語です。今回の記事では、特に30代・40代の大人世代にこそ心…
なぜ「社会人5年目まで」が大事なのか 社会人生活も5年目を迎える頃になると、仕事にもある程度慣れ、責任ある業務を任されるようになります。一方で、「このままでいいのか」「将来どうなるんだろう」といった漠然とした不安や迷いが芽生えてくるのもこの時…
お嬢様と不良?隣り合う二つの高校で芽生える、不器用な恋の物語 『薫る花は凛と咲く』は、三香見サカさんによる青春恋愛マンガです。 2021年10月よりマガジンポケットで連載がスタートし、現在17巻まで刊行されています。 繊細で瑞々しい心情描写と、“育ち…
双子の兄妹が異能の戦いに巻き込まれる! 『鋼の錬金術師』『銀の匙』で知られる荒川弘が描く、全く新しい世界―― それが『黄泉のツガイ』です。2022年より月刊少年ガンガンで連載が始まり、すでに単行本は9巻を突破。 緻密なストーリーとキャラクター構成、…
ドラゴン×OL=家族!? 優しさと笑いに包まれる異種同居コメディ 「仕事に疲れて帰ってきたら、ドラゴンがメイド服で待っていた」―― そんな奇想天外な始まりから始まる日常系コメディ、それが『小林さんちのメイドラゴン』です。 本作は、クール教信者による…
歌舞伎界を舞台にした壮大な人間ドラマ『国宝』(吉田修一 著)は、美と芸に生きた一人の男の人生を、静かに、しかし濃密に描ききった長編小説です。 芸術と孤独、成功と代償、そして愛と喪失。 二部構成で描かれるこの作品は、第69回芸術選奨文部科学大臣賞…
廃墟を巡る少女たちの旅と哲学。静寂の終末世界で見つけた“生きる意味” 崩壊した文明の果てを、たった二人の少女がゆっくりと旅をする――。『少女終末旅行』は、日常と非日常、希望と虚無が入り混じる“終末世界”を舞台に描かれる、静かで深い物語です。 原作…
ユーモアと幻想が交差する恋愛青春小説『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦 著)は、京都を舞台に“先輩”と“黒髪の乙女”の一夜の大騒動を描いた異色のベストセラー。 独特の文体と不思議な世界観が読者を魅了し、2017年には星野源さん×花澤香菜さん主演でアニ…
悪役なのに好感度爆上がり!?ゲーム世界でフラグ回避バトル! 転生・異世界ファンタジーが数多く刊行されている昨今 「死亡フラグ回避」という明確なテーマで話題を呼んでいるのが『俺の死亡フラグが留まるところを知らない』です。 原作は泉さん、漫画版は…
リアルなセリフと緊迫感で描く、“ヒーローなき”怪獣バトル 巨大怪獣の襲来――それはフィクションの中だけの出来事と思っていませんか?『怪獣自衛隊』(原作:井上淳哉/企画協力:白土晴一)は、そんな常識を覆すリアル志向の怪獣マンガです。 2020年より「…
魔王討伐後の“その後”を描く命と時間の旅 『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人/作画:アベツカサ)は、「魔王を倒したその後」の世界を描く、静かで深い余韻を残すファンタジー作品です。 週刊少年サンデーで連載され、テレビアニメ化もされた本作は、202…
知られざる「死の現場」で見つけた、命の尊厳と人の温かさ 人の「最期」に立ち会う仕事、火葬場職員。普段はなかなか知ることのないその世界を、驚くほどリアルに、そして温かく描いたコミックエッセイが『最期の火を灯す者 ~火葬場で働く僕の日常~』です…
京都を舞台にした作品で知られる小説家・森見登美彦さん。独特の文体とユーモアあふれる世界観で、読者を不思議な空想の旅へと連れていってくれます。 今回は、森見作品の中でもおすすめしたい小説を5冊ご紹介します。京都の街を舞台にした作品を中心に、日…
静かに心を揺さぶる恋愛小説『ノルウェイの森』(村上春樹 著)は、若者の喪失と成長を描いた不朽の名作。 村上作品の中でも特に幅広い読者に愛され、国内外でベストセラーとなり、2010年には松山ケンイチさん主演で映画化もされています。 この記事では、作…
経理部の“おひとりさま女子”が主人公の異色お仕事小説『これは経費で落ちません!』(青木祐子 著)は、リアルな職場の人間関係とちょっぴりミステリーを織り交ぜた大人気シリーズ。 NHKで多部未華子さん主演によりドラマ化されたことでさらに注目を集め、累…
Kindle Unlimitedで漫画を楽しみたい人必見!この記事では、Amazonの定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読める、おすすめの漫画作品を厳選して10タイトルご紹介します。 話題の作品から心に残る社会派作品、懐かしの名作まで幅広くピックアップ! ※…
「この部屋、何かがおかしい——」 2024年に劇場公開され話題となったサスペンス映画『他人は地獄だ』が、全6話の再編集版としてDMM TVで独占配信中です。 シェアハウスという誰にでも身近な空間を舞台に、人間の狂気や孤独を静かに、しかし確実に突きつけてく…
ブラック企業から殺し屋へ!? のんさん主演の痛快アクションコメディ 2025年2月28日よりDMM TVで独占配信中のドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』をご存知ですか? 原作は、若林稔弥さんによる人気4コマ漫画。 ブラック企業で心身ともに疲弊した主人公が、ひ…
人間の“本性”を問う、衝撃の長編サスペンス 『パレード』や『ひなた』など、日常のなかにひそむ感情を描いてきた吉田修一さんが、圧倒的な筆力で人間の深層をえぐり出した傑作―― それが『悪人』です。 善と悪の境界を問うような重厚な物語は、「本当に悪いの…
志村貴子原作の“大人の恋”が切なすぎる! Huluで2025年4月から独占配信中のドラマ『おとなになっても』をご存知ですか? 原作は、『青い花』『放浪息子』などで知られる志村貴子さんの人気コミック。 30代女性同士の恋愛をテーマに、結婚、家庭、友情、そし…